『上昇思考』長友佑都
おすすめ度★★★★★
サッカー日本代表長友佑都選手のメンタルについて書いてある本。
私達の生活に応用できることがたくさん載っています。
特に、長友選手のおばあちゃんの手紙がとても奥深いです。
人生の本質をついた素晴らしい手紙だと思います。
【内容】
・全ての基は「感謝の心」
頑張ることができるのは、誰かに恩返ししたいという気持ち
今を当たり前に生きていることに感謝
不幸の数ではなく、幸せの数を数える
・「バカ」になる
×トガる
人と打ち解けるために有効な手段
特に相手がツンツンしている人だったら、自分から話しかけてバカになる
バカになれるのは心の余裕があるから
・弱気になったりくよくよしたら上を見上げて空を見る
・自分の弱さを自覚し、受け入れることが成長への近道
・自分が選んだ道を正解にする
・1日1つ誰かのためになることをする
・常にチームや周りの人のことを考える
自分より他人のことを大切にする
・イライラしたり心の平静を保てなくなったことはノートに記録する
・1日10分自分と向き合う時間をつくる
・×折れない心
〇ふにゃふにゃの心「スポンジのように素直に何でも吸収できる力」
・辛い時期は成長のチャンス
辛ければ辛いほど大きくジャンプできる
苦境に立たされた時は、周囲や環境の変化を期待するのではなく、自分が変わらなければならない
・ミスをしたとき→ミスの原因とどうすればそれを繰り返さずに済むのかを考える
・ネガティブなことは口に出さないだけでなく、思わないようにする
・人生の3本柱→「自分づくり」「仲間づくり」「感謝の心」
・人のことを悪く思わない・・・自分に原因があるor反面教師にする
性格が合わない上司も歓迎する→新しい考え方を吸収できるチャンス
・自分が話すよりも人の話を聴く方が大切
うまくいっているとき、調子に乗っているときは特にそう
そういうときにこそ謙虚になって人のアドバイスに耳を傾けるのがいい
・コミュニケーションの第1歩は笑顔
・どうすれば壁を乗り越えることができるかを考えながら努力を続けることによって、成長することができる
・限界(肉体的にも精神的にも)は自分が考えているよりはるかに先にある
・人生=今日1日大切に過ごすことの積み重ね
【おばあちゃんの手紙】
「命が一番、元気が一番です。心の元気が健康のもと。
心をやわらかく。苦しさを嬉しさに変える。
何があっても絶対に解決の方法はあります。
いいこと、悪いこと、喜び悲しみは表裏一体です。
今の状況を抜けるときは、人生が飛躍するときです。
一流の人の条件は、長く続けることです。
上から目線は、頭しか見えません。周りが見えません。
自分が偉いとか上手だとか思った時人生の誤りが始まります。
人にわかってもらいたいだとか、変わってもらいと思っている間はしんどさが続きます。相手が悪いのではありません。
落ち込むと後悔の念が先に立ち、失敗ばかりに目がいきます。
抜けだすにはきっかけをつかむこと。
自分の気持ちを変えるのではなく、きっかけを待って変わるものです。
そのきっかけは友人、先輩、子供、本や映画、何でもいいです。
悶々としているときは、思考回路が空回りします。
肩の力を抜いて、心に響く言葉に出逢うことです。
笑いは天の花。いっぱい笑ってください。
公私ともに中傷もありますが、すべてをバネにしてください。
嫉妬・悪口を言ってくれた人に感謝して大きくなることです。
人間万事塞翁が馬です。
お父さん、お母さんに感謝ですね。」
「日常生活でも、基礎の部分がしっかりしていればとっさのとき、何か起きた時にも、
どうにでも補えます。
ピンチを抜け出せる基礎のある人は出来、不出来が無く安定してます。
人生は順調に成功していくばかりではありません。
成功は人間の表面を飾ります。
失敗は内面を豊かにします。
人間の成長のために失敗は用意されています。
失敗には成功に劣らぬ報酬があります。
失敗を恐れて何もしないでいては、生涯失敗ばかりになります。
人は、表現する言葉を失ったときにキレます。
多くの言葉を用意して、褒めの言葉を考えておくことです。
生活は質素に、志は高く、物を大切に。
特に、自分がよく使うものは自分の分身だと思ってください。」
おばあちゃんどんな人生送ってきたんだろう・・・
そこが気になる・・・