『伝え方が9割』 佐々木圭一
おすすめ度★★★★★
【内容】
「伝え方にはシンプルな技術がある」
→料理本のレシピのように最初はそのまま真似すればだれでも上手に伝えることができる
・繰り返し伝え方の実践練習をする必要あり
・正しい言葉遣いよりも、心に響くかどうか
・特定できる個人の言葉が強い
→個人発信力が求められる時代だから
NoをYesに変える技術
1.自分の頭の中をそのまま言葉にしない
Ex:×デートしてください
2.相手の頭の中を想像する
①相手の好きなこと
Ex:相手は急いでいるが、料理ができるのを待っててもらいたいとき
→できたてをご用意します。5分ほどお待ちいただけますか。
↑
これが相手にとってメリット
②嫌いなこと回避
Ex:芝生に入らないで→芝生に入ると農薬の臭いがつきます
③選択の自由
Ex:イタリアンとフレンチどっちがいい?
選択権があること自体相手にとってのメリット
④認められたい欲
Ex:残業お願いできますか→君の企画書が刺さるんだよ!お願いできない?
⑤あなた限定
Ex:ミーティングに来てください→他の人が来なくても、~さんだけは来てほしい
⑥チームワーク化
Ex:電気消すの忘れるな→一緒に電気を消すことを習慣化しよう
⑦感謝
Ex:領収書落とせますか?→いつもありがとう、~さん。ところでこの領収書
落とせますか?
人は感謝の言葉を告げられるとその人に応えたくなる。
名前を呼べば効果増大
3相手のメリットと一致するお願いをつくる
強いコトバをつくる技術
1サプライズ法
「!」、「そうだ、~」、「ほら、~」、「あ、~」、「信じられない、~」、
「あ、~」、「実は、~」
これを用いることで、注目を引きつけやすくなる
2ギャップ法
①伝えたいコトバを決める
②そのコトバと正反対のコトバを考え、前半に入れる
③前半と後半が繋がるよう、自由にコトバを埋める
Ex:①好き
②嫌い
③嫌いになりたいけど、君が好き
このようにギャップを作ることで、記憶や印象に残りやすくなる
3リピート法
Ex:人民の人民による人民のための~
4赤裸々法
①最も伝えたいコトバを決める
②自分の体の反応を赤裸々にコトバにする
顔が真っ赤になるほど~、手が汗ばむほど~、頭の中が真っ白に~
③赤裸々ワードを伝えたいコトバの前に入れる
人を引き込みたいときに使える
5クライマックス法
伝えたい話の前にクライマックスワードを入れる
Ex:これだけは、覚えて帰って欲しいんですけど、~
今日の大事なポイントなんですけど~
注目してほしいときに使う
読まれる長文
1.1文目に「強いコトバ」をつくる(極力短く)
2.長文のフィニッシュにも出だしのコトバを使う(ちょっと変えてもいい)
3.出だしがよくできていたらそのままタイトルに
or
サプライズワード(サプライズ法の時のやつ)+出だしの重要ワードをタイトルに
*文章全てに「強いコトバ」を作る技術を入れ過ぎない
音楽と一緒でサビがあるから、決め所で技術を使う
【感想】
とても実用的な本だと思いました。
今すぐからでも実践でき、効果も期待できると思います!
就活や告白、プレゼン、お願いをするときにとても役立ちますね!!
「伝え方が9割 2」という本も出ているので、いつか読んでみたいです!!